使う側と作る側のズレをなくせば、
歯科医療の未来はもっと良くなる。
松﨑 大恭

ネットワーク開発部

大学院 バイオサイエンス研究科
バイオサイエンス専攻 
卒業 / 2015年入社

急速にデジタル化が進んでいる世の中にあって、ビジネスも生活環境も大きく変化しました。中でも医療分野は、今後のデジタル化がさらに進んでいくマーケットと考えられていて、歯科医院では患者さんの予約を一元管理するシステムや電子カルテシステムなどの導入が急速に進んでいます。そんな歯科医療業界のデジタル化への道を切り拓いてきたのが、私たちモリタ。業界に先駆けて院内システムの開発・販売に着手し、1990年代以降は院内LANシステムの構築において、新技術の開発を推し進めてきました。
例えば、従来は「予約管理」「カルテ入力」「レセプト業務」がそれぞれ別々のシステムで行われていたのに対して、すべてのシステムを院内ネットワークで統合するシステムを販売しました。予約を受けた時点で患者さん情報や日程・時間などを登録し、患者さんが来院されれば登録情報に基づいて受付対応がスムーズに行われ、治療するチェアサイドの端末でも情報を共有できるという仕組みです。医師が診療内容をカルテ画面に入力すると、そのデータに基づいて受付で会計処理を行い、カルテ印刷や領収書の発行も一連の流れで実施できます。まさに院内業務の効率化を図るシステムですが、そうしたシステムの開発・保守運用が、私の仕事です。

急速にデジタル化が進んでいる世の中にあって、ビジネスも生活環境も大きく変化しました。中でも医療分野は、今後のデジタル化がさらに進んでいくマーケットと考えられていて、歯科医院では患者さんの予約を一元管理するシステムや電子カルテシステムなどの導入が急速に進んでいます。そんな歯科医療業界のデジタル化への道を切り拓いてきたのが、私たちモリタ。業界に先駆けて院内システムの開発・販売に着手し、1990年代以降は院内LANシステムの構築において、新技術の開発を推し進めてきました。
例えば、従来は「予約管理」「カルテ入力」「レセプト業務」がそれぞれ別々のシステムで行われていたのに対して、すべてのシステムを院内ネットワークで統合するシステムを販売しました。予約を受けた時点で患者さん情報や日程・時間などを登録し、患者さんが来院されれば登録情報に基づいて受付対応がスムーズに行われ、治療するチェアサイドの端末でも情報を共有できるという仕組みです。医師が診療内容をカルテ画面に入力すると、そのデータに基づいて受付で会計処理を行い、カルテ印刷や領収書の発行も一連の流れで実施できます。まさに院内業務の効率化を図るシステムですが、そうしたシステムの開発・保守運用が、私の仕事です。

どんなに高性能なシステムも、
使うのは人間

システムを作る仕事と言うと、コンピュータ言語を駆使してプログラミングソースを書いていく姿をイメージする方が多いと思います。もちろんシステム開発において専門知識は欠かせません。ですが、私たちが特に大切にしているのは、自分たちが作るシステムが、どんな環境で、どのような形で、誰に使われるのかを考えること。技術力があれば、システムに機能をどんどん追加していくことは簡単にできますが、その機能が本当に必要とされているのかは分かりません。あるいは、ユーザーである歯科医師や歯科医療従事者のみなさんの声を基に新しいシステムを作ったり、新しい機能を追加する時にも、その声をそのままシステムに反映すれば、望まれている結果が得られるとは限らないのです。

ユーザーであるみなさんの声は、システム開発において何よりも大切な情報です。ですが、医師にとって便利な機能が、予約受付やレセプト業務を行うスタッフの方にとっても便利であるとは言い切れません。また、その逆もありえます。LANによる院内ネットワークシステムの利点は、1人の患者さんからの予約を受けて診療を行い、その記録をカルテに残すと同時にレセプトまでをワンストップで完結できる点にあります。それだけに、院内では業務も役割も違うたくさんの人が関わるため、それぞれにとって使いやすい機能が異なってくるのです。お客様の声を1つのニーズとしてとらえ、システムをいろんな角度から考え、誰にとっても使い勝手の良い仕様に仕上げていくことが、この仕事では一番大切になる部分だと思っています。

作り手とユーザーの間にある
ズレをなくしていく

どんなシステムも、私たちが開発すればそれで100%完璧なものができたとはなりません。先ほども申し上げた通り、システムは人が使って初めて価値が生まれるものです。モリタには高い技術力と優れた開発体制がありますが、技術ありきでシステムを作ってしまってはいけません。ついつい技術を駆使した最先端のシステムを作りたくなりますが、そこに作り手とユーザーの間に生じるズレが必ずあります。

極端な言い方をすれば、ユーザーにとって使い勝手の良いシステム、つまりユーザビリティに優れたシステムができるのであれば、最先端の技術を使わなくても問題はありません。この視点を忘れてしまうと、良かれと思って手を加えたものが、全くの見当違いの結果になってしまうことも十分にありえます。
技術から考えるのではなく、ユーザーの声、悩みや困りごとに耳を傾け、その課題を解決するために何ができるのかを注意深く紐解いていきます。技術はあくまでもツールであって、技術を追求することが目的になってしまっては、良いシステムは作れないのです。

実績を持つモリタだからこそ、
誰も作れなかったシステムができる

システムは、お客様であるユーザーのみなさんと一緒に作り、育てていくものです。医療の現場で起こっている問題に対して、本質的な部分から解決を図っていくため、現場とのやり取りはとても大切にしています。社内で開発実務に取り組んでいる私たちにとっては、情報担当営業の存在が最も大きな情報源です。

具体的にどんなシステムを作りたいのかをヒアリングし、実装するべき機能を提案して、ユーザーからの反応を伺います。フィードバックされた声を基にさらに改良を加え、システムや機能を開発し、製品としての品質が保証できるよう何度もデバッグやテストを繰り返し、満を持して市場にリリースするのです。

こうした一連の開発プロセスの中でとても有効なのが、モリタがこれまでに培ってきた歯科医療業界でのノウハウや知識。長年にわたり歯科医療業界と関わり、数多くの歯科医院で働く方々と共に、歯科医療の発展を担ってきたからこそ、歯科医師の方でさえも気づいていないような部分にまで配慮した提案ができるのです。システムを開発する上で、過去のデータは非常に貴重なリソースとなります。世界中に多くのIT企業がありますが、モリタ以上に歯科医療分野においてトライアンドエラーを繰り返してきた企業は、他にないでしょう。単なるシステムではなく「歯科医療に特化したシステム」で、どんな企業にも引けを取らない理由が、こうした過去の実績にあると思います。

すべては、健康で笑顔あふれる
生活の創造のため

営業をはじめとした他の職種と同様に、システムを作る私たちの仕事も、最終的には歯の健康を通して、豊かな社会と生活を実現していくためにあります。世の中がどんなにデジタル化しても、人が健康を願う気持ちは変わりません。おいしいものを自分の口で味わい、心身が健康で、毎日の生活を楽しむ心の余裕があってはじめて人生が豊かになっていくと思います。

私たちの仕事は一見、無機質なコンピュータを相手にするように思われるかも知れませんが、どんなシステムにも開発者としての熱い血が通っています。ネットワークを通して患者さんの情報がスタッフや医師のみなさん1人ひとりの手元に共有されるように、システムの中には歯科医療業界の発展にかける思いが込められています。
歯科医療に従事するみなさんが快適に働ける環境を整えることが、患者さんの笑顔につながっていくと信じて、これからも日々の仕事に取り組んでいきたいです。

関連部署からひとこと

コンピュータやシステムの販売を手掛ける私たちにとって、松﨑さんは本当に心強い頼れる存在です。分からないことを質問すると丁寧に、しかも私たちにも分かりやすく答えてくださるので、いつも助かっています。モリタが扱うソフトはどんどん増え、その機能も複雑に、そして高度になっているので、私たちがお客様に説明するのも大変です。その点でも松﨑さんはとても勉強熱心で、私たちが新製品を理解できるよう、常に先回りして商品知識を身につけてくださいます。本当に、営業部にとってはなくてはならない人です。

遠藤 寛之

営業本部 北関東支店

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