製品の開発が
ゴールではない。
モリタグループは、歯科医療器具を研究開発するメーカーであり、その普及を手掛ける商社でもあります。さらに言えば、モノを売るだけでなく、製品を使った新しい治療方法を歯科医師や歯科医療従事者のみなさんに提案していく「コト売り」を手掛ける存在でもあります。
長い年月をかけて開発したレーザー装置も、実用化がゴールではありません。実際の歯科治療の現場で使われてこそ、本当の価値を発揮します。私が任されているのは、そのための仕事です。
レーザー装置は、まだまだ新しい治療器具ですから、専門的な知識やどのように治療に役立つのかをご存じない歯科医師の方が少なくありません。セールスプロモーション部では、モリタ製品のデモンストレーションを行ったり、一定期間の実機の貸し出しなどによって、製品への理解を促し、その利点と効果を歯科医師のみなさんに感じていただける支援活動を行っています。
時には、私たちがセミナーの講師役となって、医科医師の方々に集まっていただき、レーザー装置の使い方や機能、特徴などをレクチャーする機会もあり、さまざまな形でレーザー装置の普及活動に取り組んでいます。歯科医師のみなさんから専門的な質問を受けたり、治療への役立て方に関する質問を受けることが多いため、深く広い知識が問われる仕事です。大変なこともありますが、1つでも多くの歯科医院に導入してもらえることが、痛みのない治療を広げていくことに直結しているだけに、本当に大きなやりがいを感じています。優れた製品を通して、健康で豊かな生活を創造していくモリタグループのミッションを体現できる仕事と言えるのではないでしょうか。